ピリオダイゼーションとは?効果的なトレーニング計画でパフォーマンスアップ

 

こんにちは

トウジローです

 

今回はピリオダイゼーションとは何か?重要性についても触れていきたいと思います

この記事はこのような方におすすめです

 

おすすめ
  1. ピリオダイゼーションが何か知りたい
  2. 効果的なトレーニング計画を立てたい
  3. 重要性について知りたい

 

このような考えを持っている人は参考にしてみてください

それでは本題に入っていきましょう

 

ピリオダイゼーションとは

まず初めにピリオダイゼーションとは何かを理解しましょう

ピリオダイゼーションとは

試合当日にベストコンディションで臨むために、1年間をいくつかのシーズンに期分けして、短期的、長期的にトレーニングを計画することをピリオダイゼーションといいます

 

一流のトップアスリートになればなるほど、ピリオダイゼーションを重要視しています

理由は大事な試合や目標とする大会でベストパフォーマンスを発揮すること

これが理由です

そして、そのためには、それを実現させるための「計画性」が必要になります

 

そこで、ピリオダイゼーションを取り入れ、競技によってシーズンが異なるので全ての選手が同じということはありませんが、それぞれが行うトレーニングの強度や内容を変えていきます

 

また、一定の強度でトレーニングを続けても、次第に体が慣れてしまい、体力の向上が見られなくなります(マンネリ化によるもの)

体力を向上させるためには、トレーニングの強度も徐々に上げていく必要があり、これをトレーニングの漸進性の原則といいます

また、トレーニング負荷、量、頻度、内容など、強度を決める要素をトレーニング変数といいます

ピリオダイゼーションでは、このトレーニング変数を変化させる時期を明確にし、体をトレーニングに適応させながら、試合に向けて効率良くコンディションを整えていくものになります

 

ピリオダイゼーションの重要性

次にピリオダイゼーションの重要性をみていきましょう

重要性として考えられるのはこの4つです

 

  1. 目標とする試合・大会にベストコンディンションで臨むことができる
  2. 毎日の練習に目標・目的を持って取り組むことができる
  3. 練習内容のマンネリ化の防止
  4. オーバートレーニング、オーバーユース症候群の予防

 

これは僕の個人的な考えですが、チームスポーツの場合、このピリオダイゼーションが仕組みとしてしっかりと形成されているチームはやはり強いです

やることが明確になっているので選手、一人一人が自覚を持って取り組むことができますし、考えて取り組む力が身につくようになります

 

ただ、チームの練習量の分だけ試合で結果が出るのであればトレーニング計画は必要ないかもしれません

ですが、毎日同じ内容の練習を同じ強度で行っていても、次第にその練習に慣れ、モチベーションは低下する恐れがあります

 

他にも、スポーツによっては特定の筋肉や関節に過度に負担がかかってしまい、オーバーユース(使いすぎ)症候群を引き起こす原因にもなります

ここで、ピリオダイゼーションを取り入れることで目標が明確になり、毎日の練習に目的を持って取り組むことができることや、また、休養や疲労回復に充てる時間を計画的に設けることができ、オーバートレーニングやオーバーユース症候群を予防することにもつながります

 

なので、アスリートであればピリオダイゼーションを活用しない方がパフォーマンスを下げてしまう恐れが考えられるので、チーム活動でこのような計画性のある指導がなければ、自ら行う、もしくは専門の方に相談できるといいでしょう

 

ピリオダイゼーションを実践する

次に実際にピリオダイゼーションの実践方法についてみていきましょう

ここからは、具体的なトレーニング計画の作成方法とピリオダイゼーションの例を紹介したいと思います

※ピリオダイゼーションは、現在でも研究が続けられている分野であって、進化を続けているので、未だ完璧なものではということ、個人差があることを頭に入れておきましょう

 

目標設定をする

トレーニング計画を作るときに一番重要なのは目標設定です

まず、1年間の中で最も重要な大会がある時期を決めます

目標とする大会はいつなのか、その大会でどのような結果を残したいのか、目標とする大会への出場条件(地区予選通過など)を確認し、チーム・ 個人で明確な目標を掲げましょう

年にいくつか大会がある場合は、その中でも最も重要な大会を最終目標と位置づけ、その他の大会に関してはサブ目標と位置づけます


シーズン分けをする

目指すべきゴールが明確になったら、次に1年間をいくつかのシーズンに期分けしましょう

おすすめの分け方はこの4つです

準備期

トレーニング期とも呼ばれ、筋力や持久力、バランス能力など、スポーツの基礎となる体作りの期間です

目標とする試合まで時間があるので、実戦練習から離れて、基礎トレーニングをしっかり実施しましょう

ここで一度、体力測定を行うのもおすすめです

基礎体力で不足している面を強化するにはこの準備期で行いましょう

試合前期

シーズンインが近づき、試合の1〜2ヶ月前からは、技術練習や戦術練習をメインに行っていきましょう

実践に近い練習を取り入れ、試合に勝つための準備を始めます

試合の1週間ほど前からはウェイトトレーニングなどのフィジカル面のトレーニングの量を減らし、ベストコンディションで戦えるように戦術の確認や技術練習を増やしていきましょう

試合期

メインの大会や試合が行われる期間です

ここにあわせてコンディション・メンタルをピークの状態に持っていきます

試合に向けて疲労をためすぎないことが重要ですが、試合期が数週間から数ヶ月間に及ぶ場合、この時期に全くトレーニングをしないと体力は低下しますので、体力を維持するためにも、短時間で高強度のトレーニングも取り入れてみましょう

移行期

試合期直後の期間です

大会やシーズンが終了した後の時期なので、今までの疲労を回復するためにも、低強度のトレーニングやレクリエーションなどによって、ケガや疲労の回復に注力します

ここでは、大会での出来事や試合を振り返り、次のシーズンに向けた準備をできると良いでしょう


シーズンごとの目的を決める

次に設定した期間の中で、トレーニングの目的や練習内容などを決めていきましょう

実際にメニューに関しては人それぞれ異なってくるはずです

また、各シーズンの始めや終わりなどに体力測定を行うこと、トレーニング成果を評価することが大切です

理由は結果によって、各シーズンのトレーニング内容や量を調整することが必要になるので、見える化を必ず行いましょう


まとめ

以上がピリオダイゼーションについてになります

実際にトレーニング計画が完成したら、次はアクションです

ここで決めたことをしっかりと実践していきましょう

 

ただ、ここで注意が必要なのが完璧なトレーニング計画などは存在しないということ

ここで紹介したことにこだわるのではなく、自身のコンディションや大会スケジュールによって柔軟に計画することが大切です

 

最後に、ピリオダイゼーションの考え方は、効率的なトレーニング計画を立てる上でとても役に立ちます

トレーニングの方針を明確にして、毎日の練習に目的を持って取り組んでみましょう

 

それでは、今回は以上です

では、また。

シェアするにはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

野球の現役引退後にビジネスの知識もスキルもないところから起業し、現在は会社を2社経営。人生とは【夢に向かって冒険する日々である】をモットーに自身の夢に向かって挑戦中。